【世田谷】ベッド上での着替えの介助方法【介護】

こんにちは☺理学療法士の池田です(^▽^)/

今回は、「寝たきりの方の着替えの介助方法」についてお話しします。

無理な方法で無理やり着替えを介助するとお互いの身体を痛めるリスクがあります。時には喧嘩になったりお互いの関係性の悪化にもつながります。

正しい方法で行うことで、介助者と被介護者両方の身体の負担を減らすことができます。

また、お互いに良好な関係で過ごし続けることができます。

<基本的なベッド上での着替えの介助方法>

☑上着

*ベッド上での着替えは前開きのものが介助しやすいです。前開きのもので説明します。

・着方

①挙がりにくい、痛いほうの腕を袖に肘の上あたりまで通す。

②通した腕が上になるよう横向きになる。

③体の下から洋服を反対側へ押し込む。

④仰向けに戻り、反対側の腕を袖に通す。

⑤何度か左右に寝返りをうち肩まで袖を上げ、背中を整える。

⑥ボタンを留める。

・脱ぎ方

❶ボタンを外す。

❷良いほうの腕が上になるよう横向きになる。

❸上側の肩をはずし、腕を袖から抜く。

❹服を体の下から反対に押し込む。

❺反対の横向きになり、腕を袖から抜く。

☑ズボン

・履き方

①挙がりにくい、痛いほうの足を裾に通す。

②良いほうの足を裾に通す。

③ウエスト部分をお尻の下くらいまで上げる。

④左右に横向きを繰り返しながら、ウエストを交互に上げていく。

・脱ぎ方

❶左右横向きに交互になりウエストをお尻まで下げる。

❷良いほうの足を裾から抜く。

❸挙がりにくい、痛いほうの足を裾から抜く。

特に、腕や足に左右差がなければどちらからでも大丈夫です。

ここで、重要なのが「声掛け」「できることは可能な限り自分でやってもらう」です。

「声掛け」をしないでいきなり身体を動かされたり、触れられたりすると被介護者を驚かせたり不安にさせてしまいます。また、肌を晒す過程もあり着替える環境を整える(カーテンを閉める等)ことも必要となります。

「できることは可能な限り自分でやってもらう」ことも重要です。すべてを介助してしまうと、せっかくできることもできなくなってしまいます。介護者の負担がさらに大きくなってしまいます。ボタンの付け外しだけはできるのであればご自身でやってもらう、着替えはできないけど寝返りはできるので寝返りはご自身で行ってもらう等できることはやってもらいましょう。

あくまで基本の介助方法です。お身体の状況により介助の方法は変わることがあります。担当のリハビリスタッフやヘルパーに介助方法を教わることも重要です。

正しい方法で介助を行ことでお互いの身体への負担を減らすことができますが、大変なことには変わりありません。

当店では、着替えの介助がしやすいパジャマやアウターを販売しています。着替えの介助で悩まれている方は是非当店へお越しください。

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